2011年06月12日
ひなたぼっこ通信6月号【毛利病院】
予防接種情報
日本脳炎ワクチンの第Ⅱ期が再開されました。対象者は9歳から13歳未満の方となっています。接種ご希望の方は、母子手帳をご持参の上相談にお越しください。

今回はセキ、ゼーゼーについて
セキ、ゼーゼーの受診の目安
*顔色が悪く、ぐったりしている
*呼吸が苦しくて夜眠れない
*鼻をひくひくさせたり肩を上げて息をしている
*お腹や胸がペコンペコンと動く
*赤ちゃんで1分間に60回以上の呼吸をしている
(幼児では40回、小学生では30回以上は要注意)

*セキが夜になるとひどくなるが眠れる
*セキは出るが、元気もあって食欲もまあまあ


子どもは鼻水がたまっただけでもセキをします。
子どもは鼻を上手にかめません。鼻水をのどに吸い込んでセキ込むことがしばしばです。
ゴロゴロ、ゼロゼロしたセキの多くは鼻水が原因です。
こんな時は、寝ているときの頭の位置を少し高くしてあげると、鼻水がたまりにくくなるのでおすすめです。あまり気になるようなら、市販の鼻吸い器で吸ってあげると、それだけで眠れたりセキがおさまったりすることもあるので試してみてもいいかもしれません
。鼻水がでるとすぐ鼻水を止めたくなりますが、鼻がでないようにする薬(抗ヒスタミン薬)を使うと、効果がないばかりか、かえって鼻が粘っこくなってしまうので、詰まってしまうこともあります。そのため特に小さい子には鼻をやわらかくしてだしやすくする薬(ムコダインなどの痰をきる薬)をもらうことが多いと思います。
受診した時に、たとえばさらさらした鼻水なのか、黄色や緑色のドロドロした鼻水なのか、鼻が詰まっているのか、具体的に話してもらえると参考になります。
セキにもいろいろな種類があります。
*ぜんそく様の症状にともなうセキ
ぜんそく様の症状がでると、小さい子だとたいていセキもめだちます。ただ、セクだけではなく、
息を吐くときに、ゼーゼーといういかにも苦しそうな音がするのが特徴です。
むねの音はお母さんがお子さんの胸や背中に耳をつけて聞くとふだんとちがうのがよくわかると
思います。もともとぜんそくのような症状が出やすいといわれている子で、予備の気管支拡張薬
があり、使用法の説明を受けているなら、まずその薬を使って様子をみましょう。それでも呼吸が
苦しく、発作の程度が重い時は、夜間・休日であれば、救急外来を受診してください。
*クループ症候群によるセキ
声帯のあたりがむくみ、空気の通り道が狭くなるために起こるので、声もかれてきます。また、ぜんそくのときは反対に、息を吸うときに、キューキューというオットセイの鳴き声のような声が聞こえてきます。息が苦しいという点ではぜんそくと似ているのですが、ぜんそくの薬は全く効きません。この病気はあまりひどくならないうちに小児科を受診して、必要な処置をしてもらうことが大切です。とくに呼吸困難が強いときは、夜間休日でもためらわず病院を受診してください。
日本脳炎ワクチンの第Ⅱ期が再開されました。対象者は9歳から13歳未満の方となっています。接種ご希望の方は、母子手帳をご持参の上相談にお越しください。

今回はセキ、ゼーゼーについて
セキ、ゼーゼーの受診の目安
*顔色が悪く、ぐったりしている
*呼吸が苦しくて夜眠れない
*鼻をひくひくさせたり肩を上げて息をしている
*お腹や胸がペコンペコンと動く
*赤ちゃんで1分間に60回以上の呼吸をしている
(幼児では40回、小学生では30回以上は要注意)

*セキが夜になるとひどくなるが眠れる
*セキは出るが、元気もあって食欲もまあまあ


子どもは鼻水がたまっただけでもセキをします。
子どもは鼻を上手にかめません。鼻水をのどに吸い込んでセキ込むことがしばしばです。
ゴロゴロ、ゼロゼロしたセキの多くは鼻水が原因です。
こんな時は、寝ているときの頭の位置を少し高くしてあげると、鼻水がたまりにくくなるのでおすすめです。あまり気になるようなら、市販の鼻吸い器で吸ってあげると、それだけで眠れたりセキがおさまったりすることもあるので試してみてもいいかもしれません
。鼻水がでるとすぐ鼻水を止めたくなりますが、鼻がでないようにする薬(抗ヒスタミン薬)を使うと、効果がないばかりか、かえって鼻が粘っこくなってしまうので、詰まってしまうこともあります。そのため特に小さい子には鼻をやわらかくしてだしやすくする薬(ムコダインなどの痰をきる薬)をもらうことが多いと思います。
受診した時に、たとえばさらさらした鼻水なのか、黄色や緑色のドロドロした鼻水なのか、鼻が詰まっているのか、具体的に話してもらえると参考になります。
セキにもいろいろな種類があります。
*ぜんそく様の症状にともなうセキ
ぜんそく様の症状がでると、小さい子だとたいていセキもめだちます。ただ、セクだけではなく、
息を吐くときに、ゼーゼーといういかにも苦しそうな音がするのが特徴です。
むねの音はお母さんがお子さんの胸や背中に耳をつけて聞くとふだんとちがうのがよくわかると
思います。もともとぜんそくのような症状が出やすいといわれている子で、予備の気管支拡張薬
があり、使用法の説明を受けているなら、まずその薬を使って様子をみましょう。それでも呼吸が
苦しく、発作の程度が重い時は、夜間・休日であれば、救急外来を受診してください。
*クループ症候群によるセキ
声帯のあたりがむくみ、空気の通り道が狭くなるために起こるので、声もかれてきます。また、ぜんそくのときは反対に、息を吸うときに、キューキューというオットセイの鳴き声のような声が聞こえてきます。息が苦しいという点ではぜんそくと似ているのですが、ぜんそくの薬は全く効きません。この病気はあまりひどくならないうちに小児科を受診して、必要な処置をしてもらうことが大切です。とくに呼吸困難が強いときは、夜間休日でもためらわず病院を受診してください。