2011年11月22日
ひなたぼっこ通信11月号【毛利病院】

[症状]
発熱、咳、のどの痛みなどといわゆるかぜの症状がほとんど。しかし、鼻かぜの症状(鼻水、鼻づまり)はめったにない。
発症2~3日目から咳がひどくなり、3~4週間続く。
[感染経路]
飛沫感染
[潜伏期]
1~4週ぐらいと幅があります。
[治療]
症状が軽いと抗生物質なしで軽快するとされているが、抗生物質による治療が必要なときは、マクロライド系とよばれる抗生物質を中心に症状や年齢を考慮して選択します。肺炎になっても多くの場合、入院を必要としませんが、最近マクロライド系の抗生物質が効かないマイコプラズマが増加傾向で問題になっています。
[最後に]
マイコプラズマ感染症のほとんどは、のどかぜ、咳かぜで、対症療法でなおりますが、約1割に肺炎がみられます。適切な抗生物質の内服でなおります。少ないながらも、いろいろな病型、重症型も存在するので注意は必要です。終生免疫ではないので一生のうちに何度もかかることがあります。


予防接種についてのお願い
接種優先時間外に来院される方(3時から16時30分まで)夕方は大変混雑しております。待ち時間を少なくし、スムーズに診察できるように事前に問診表をとりに来られ、必ずきちんと記入してください。
また、予防接種の診察は早く進みます。アイチケットの”今どう?”をこまめにチェックされ余裕を持ち早めに来院をされるようにお願いします。