2013年05月15日
ひなたぼっこ通信 5月号【毛利医院】

5月14日(火) | 1歳6ヶ月 健診 |
5月21日(火) | 4ヵ月健診看護学校 |
5月22日(水) | 講義(午前) |
5月24日(金) | 西小学校 健診(午後) |
5月29日(水) | 看護学校 講義(午前) |

感染症情報
4月1日〜4月30日 ( )内は前月の人数
咽頭結膜炎(アデノウイルス感染症) | 3(7)
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溶連菌感染症 | 4(12)
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感染性腸炎 | 21(34) |
水 痘 | 0(0) |
手足口病 | 0(0) |
RSウイルス感染症 | 0(2) |
伝染性紅班(りんご病) | 0(0)
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ヘルパンギーナ | 10(1) |
突発性発疹 | 2(1) |
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) | 2(2) |
インフルエンザA型 | 0(10) |
インフルエンザB型 | 15(7) |
感染胃腸炎の内訳;ロタウイルス9名:ノロウイルス2名
予防接種情報 |
生後2ヵ月からワクチンデビュー
最初のワクチンは、ヒブ、肺炎球菌、B型肝炎ワクチンをおすすめします。
余裕があればロタワクチンもおすすめします。B型ワクチン、ロタワクチンは任意のため有料です。
*B型肝炎ワクチンはできるだけ早期にする方が免疫効果が高いといわれています。
*ロタワクチンは副反応のリスクが高まるため生後6週~生後15週未満に開始します。

4月ころよりちらほらひそかにヘルパンギーナが流行りつつあります。ヘルパンギーナは夏かぜの一種で乳幼児のあいだに流行します。38℃~40℃の熱が2~3日続きます。のどの奥に小さな水ぶくれができて痛いので、食べられなくなります。ひどい時は水分も飲めなくなり、脱水症になることがあります。

風しん |
うつってから2~3週間後に赤くて小さな発疹が体中にでます。
熱はまったく出ない子から3日間高熱が出る子までさまざまですが、いずれにしても3日間ほどでで治ります。まれに脳炎や血小板減少性紫斑病などの重い合併症がみられることもあります。
「三日ばしか」ともいわれますが、はしかとはちがいます。
妊婦に近づけないで!
妊娠初期に風しんにかかると、生まれてくる赤ちゃんの目や耳や心臓に障害をきたすことがあります。昨年から今年にかけて全国で先天性風疹症候群の赤ちゃんの報告がすでに、10例と異例のペースで増加しています。妊婦さんはワクチンを受けることができません。妊婦さんの周りの方がワクチンを受けて積極的に予防して下さい。また、妊婦さんは人ごみを避けてください。
佐賀県内でも今年4月に入りすでに4例が報告されています。
すべて20代~40代の男性です。
ワクチンを乳幼児期に1回だけの方や受けたかどうかわからない方は麻しん風しんワクチンの接種をお勧めします。
(風しん単独ワクチンは現在品薄のため手に入りません)
ワクチンは自分を守るためだけではありません。自分が感染源となり先天性風疹症候群の赤ちゃんが生じるのを防ぐためでもあるのです。
Posted by 医療法人竜門堂 at 10:47│Comments(0)
│毛利医院
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